5月になると とても爽やかな気候の日が多くなりました。
草木の青さも目に付くようになり 目にするものに新鮮さを
感じることも増えてきます。
如何お過ごしですか。建築部 松本 です。
キッチンやお風呂などで使用した水は、排水管を通って
公共下水へと 流れていきます。
この時、排水管にトラブルが起こっていると 生活に
さまざまな影響がでてしまいます。
排水管トラブルの主な原因
① 排水管内が詰まっている
a.キッチン :食材のカス、洗剤の残りカス、油分など
b.トイレ :トイレットペーパー、便、吐しゃ物
c.浴室 :髪の毛、皮脂、石鹸カス、カビ
d.洗面所 :歯磨き粉、整髪料の油分など
e.洗濯機置場 :洋服の繊維、糸くず、ティッシュなど
② 植物の根が排水管に侵入
敷地内に植物(特に竹)を植えている場合、植物の根が排水管トラブル
の原因になっている可能性があります。
排水桝と排水管の繋ぎ目から侵入し、排水管内に根を張り巡らせていることも
珍しいことでは ありません。
③ 排水管が破損(器具との接続部分の劣化)
以前にお客様から「最近 室内の湿度が高く、リビングのフローリングが
反ってきた。」との相談を受け 床下を覗いて見ると 水浸し状態。
まるで 湖のように水が溜まっていました。原因は 洗濯機パンのホースが
劣化により割れ、洗濯機の排水の水が全て 床下に排水されていました。
④ 排水管の勾配が逆
排水管は通常 滑り台のように上から下へと流れるように設置されています。
しかし、何らかの原因により傾斜が逆になっていると、公共下水へと排水
されず、押し戻されてしまいます。
以前にお客様から「(戸建ての)2階のトイレの水が排水されない。」と
相談を受け 1階の天井裏を覗いて見ると トイレの排水管を固定しているハズ
の金具が外れ 逆勾配になり 排水が押し戻され 全く流れていかない
状態でした。
つまりの予兆
キッチンで調理や洗い物をしていると、排水口から「ポコポコポコ」と
音がしてきたことありませんか?
特に蛇口を止めた時に 音がなる場合は 排水管や下水管で
水が流れにくくなっているかもしれません。
ポコポコ音は、排水管や下水管で 発生しているケースがほとんどです。
排水管はキッチンの排水溝 さらに床下の下水管へと繋がっています。
下水管は 家庭内の排水を道路の本管まで運ぶ 水道設備です。
排水管や下水管の中で水の流れを阻害する場所が発生すると
水がそこを通過する際に スムーズに流れなくなります。
そうすると、管内の空気が下から上へ押し上げられ、空気圧で水が上下します。
その結果 空気の抜ける隙間が発生し、ポコポコ音が生じるのです。
つまり 排水時にポコポコ音がする場合は 排水管や下水管のどこかで
つまりの前兆が発生している可能性があります。
詰り解消道具の種類
①ラバーカップ
・ごく一般的な詰まり解消道具
・詰りに対して 圧力をかけて解消
・比較的安価で手に入り易い
・サイズ展開も豊富で使用する場所により 使い分ける
②真空パイプクリーナ
・ラバーカップよりも 強い圧力をかけることが 出来る。
・レバーを押し引きするダケなので 簡単に扱える。
・家庭用よりも強力な詰まり解消グッツを探している人向け。
③液体パイプクリーナ
・排水管の奥に付着した汚れを落とすことが出来る。
・流し入れて 放置するダケなので簡単。
・定期的な掃除にも使える。
④トーラー・ワイヤーブラシ
・排水管の奥に付着した汚れを削り取ること出来る。
・家庭用なら 比較的安価に購入できる。
・暫く 排水管の掃除を行っていない時 お勧め。
⑤重曹
・軽度の汚れ(ぬめりなど)による詰りに効果的
・定期的な掃除にも使う事出来る。
・ナチュラルな洗剤なので、強い薬品臭などが苦手な方でも 使いやすい。
高圧洗浄の目的
①排水管の掃除
排水管を高圧洗浄する1つめの目的は 排水管の掃除をすることです。
私たちがどんなに気を付けても 水道を使うときは、食べカスや髪の毛
が排水管に入り込んでしまうことを 完全に防ぐことは 出来ません。
また キッチンでは油、お風呂場や洗面所では 石鹸カスや皮脂汚れ
などがどんどん蓄積し 目に見えない奥の部分で固まってしまいます。
こういった汚れを放っておくと 悪臭や詰まりの原因になってしまう
ため 定期的に排水口を掃除して清潔に保っておくことが
理想的です。
②詰まり除去のため
排水管を高圧洗浄する2つめの目的は、詰まりの原因となっている
汚れを除去することです。手が届かない排水管の中でも
高圧洗浄機なら 強い水流を作り出し 詰まりの原因となっている
物質を粉砕して洗い流すことが出来ます。
詰まり除去のために 高圧洗浄を行う場合は、ワイヤーなどを
使って 詰まりを砕いてから 高圧洗浄機で洗い流す手段が
取られることもあります。
配水管の高圧洗浄をする頻度
高圧洗浄は詰まりを予防する役割もあるため、詰まりが発生していなくても
定期的に行っておくことが 理想的です。
マンションの場合は、マンションの管理組合の手配によって
1~2年に1回 洗浄が行われているケースが多いです。
従って 詰まりが発生しない限りは ご自分で高圧洗浄業者
の手配をする必要はありません。
一方で戸建ての場合は、ご自分で高圧洗浄業者の手配を
する必要がある為 注意が必要です。
使用頻度や家族の人数によっても 異なりますが
3~5年に一度を目安に 洗浄すると良いと思います。
「問題なく水は流れるし、費用がもったいない。」と
高圧洗浄を行わない家庭も 少なくありません。
しかし、排水管が詰まったり劣化したり してしまえば、
修理代として高額な費用がかかってしまうことに
なります。故障させない為の保険だと思って、しっかりと
配水管をメンテナンスすることをお勧めします。
ここからは、私が今感じたことを勝手に話す ”オヤジの呟き” です。
高齢者はどんなことに幸せを感じるか?
「人が高齢になった時 どんなことに 幸せを感じるようになるのだろう?」
今 施設に入所している母親のところへ 時々、面会に行きます。
母親は、15年位前(73才位)までは 一人で 成田山・浅草 浅草寺・
巣鴨 とげぬき地蔵・川崎大師 などへ度々出掛ける程
アクテビティ な人でした。
それが、 今では 施設のベットの上で横になったまま。
別に ”寝たきり老人” ではなく 身体も健康ですが、
何にも 興味を示さず テレビ、新聞、写真集 も見ません。
でも 今から約30年前に医者から 余命9か月を宣告されたのに、
奇跡の生還を遂げた人です。
私が、妻を初めて実家へ連れて行き(1991年 平成3年 3月)
紹介しようとした矢先 医者から衝撃の事実を知らされました。
口の中の癌 と、言われました。本人には 自覚症状もなく ずっと口内炎
と、思っていたようです。その年の12月までの命。余命9か月 と言うのです。
その時 本人にも告知しましたが、心折れることもなく
「結納 6月には、一時退院して 島根から東京へ行く。」と 言うのです。
無事 結納も済み やれやれと思っていると 今度は
「10月の結婚式にも 東京へ行く。」と 言うのです。
後からの看護婦さんからの話によると、
「口の中の下あごの”歯茎” は全て除去し、骨むき出し状態で
脱脂綿が詰めてある状態の時 毎日脱脂綿を交換します。
その時、骨が空気にさらされると、激痛がはしり 男でも失神する位。
それでも お母さんは頑張り 弱音一つ吐かなかった。
お母さん 結婚式に出たい為だけに、頑張りましたよ。」と、言われ
この話を聞き 涙が出ました。
無事結婚式も終わり やれやれと思っていると、今度は
「孫の顔見るまでは、まだ死ねない。」と言うのです。
それから、一年後 孫(私の長男)が誕生し
念願叶い 無事孫の顔も見る事が出来 初宮詣りの写真も撮りました。
「余命9か月」と、言われながらも、今も元気です。
これには、主治医もビックリしました。
強い意志と精神力で 病魔を撃退しました。
ところが、ここ7~8年 施設に入所してからの様子は、
TVも見ないし、あれだけ出掛ける事が好きだったのに、
今では、さっぱり 外出もしたがりません。
そんな母親を見ていると・・・
「今 一体何を楽しみに生きているのだろう?」と、思ってしまいます。
約30年前の闘病生活で、精も魂も使い果たしてしまった と思うほど
今では、パワフルさを感じません。
幸せの形は、年代によって変化していきます。
20代までは、自分自身が成長することに、喜びを感じるでしょう。
30代・40代になると 家族や仲間など 自分にとって大切な人が増える
中で、自分以外の存在を守り 育てることに生きがいや幸せを感じ
50代・60代を迎えて 子育てや仕事をリタイヤすると、今まで生きがい
として頑張ってきたことを 手放すことになります。
寂しさはありますが、自由な時間も増え ゆっくりと自分に向き合える
時期と 言えると思います。
こうした時期を過ぎ 老年期に入ると やがてやって来る人生の終わり
について 考えるようになると思います。きっかけは、
周囲の親しい人が亡くなったり、持病の悪化・病気の後遺症など、
身体の不調も多くなることもあります。
母親は、現在88歳。18年前までは 島根県 松江市で父親と二人で
暮らしていました。生まれた時からずっと島根県 暮らしですが、
家の前の道路が拡張工事の対象となり 立ち退きを迫られました。
最初 転居先を松江市内の別の土地を 探していました。
が、父親は「関東は一年中天気が良く 特に冬は暖かいので、息子の居る
神奈川県(平塚市)へ 引っ越そう。」と、言い出しました。
平塚へ越してきた頃は、「冬は松江よりも暖かく 気持ちがいい。」
と、母親も喜んでいました。
ところが、3年位経った頃からか 自分の周りには 親戚も友人もいない
ことに気が付き ”うつ” になってしまい 全く外出しなくなりました。
それから暫くして 「天のお告げ(幻聴)が聞こえる」と言い
時々 「天のお告げで〇〇へ行け と言われた。」と 言い 徘徊するように
なりました。ひどい時は、パトカーで送り届けられる程でした。
それから暫くして 今度は 家の中で転び 大腿骨を骨折しました。
手術・入院・リハビリ 生活です。
リハビリも終わり 歩けるようになったものの、本当に
寝たきり になってしまいました。
(トイレには、自分で歩いていくのですが・・・その他の事になると
自分の意志では 動きません。)
施設に入所すれば、他の人たちと 話し 前向きになるかと思いきや
どんどん 筋力も衰え ベットの上で横になったままです。
もしかして、認知症? と思い いくつかの病院で検査しました。
簡単な ”記憶力テスト” をさせられますが、驚くほど記憶力はいいのです。
特に目立った 疾患もありませんが、食べないので 痩せてしまいました。
一日中ベットの上に居る割に 毎朝 きちんと決まった時間に 着替えます。
看護師やペルパーさんが 部屋に行くと ピシッと起き上がり凛としています。
昭和生まれですが、まるでテレビで見る 明治のおばあさんみたいです。
父親が生きていた頃は、時々面会に行き 二人で話していました。
唯一の話し相手の父親も 2年前に他界してしまいました。
今 思えば、母親はただ父親に付いて 神奈川にきたものの、本当は、
70歳過ぎてからの 知らない土地での生活は、
気がすすまなかった のだろうと、思います。
今 してあげられる事といったら 時々饅頭を持って面会に行く位です。
何の生きがいも見いだせないまま、ただ毎日 ベットの上で
ただ、最期を待っているようで、忍びないです。
今回も最後までお付き合い頂き ありがとうございます。
次回も 乞うご期待!
投稿者プロフィール
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株式会社坂本組の坂本 祐弥です。
私たち坂本組は、伊勢原地域を中心に、地域への貢献と家づくりを通じて、お客様に末長く愛していただけるような住まいを提供しています。
私たちの強みは地域密着であり、伊勢原市を中心にスタートし、地域の皆様との深いつながりを大切にしています。
また、お客様の立場に立った仕事を心がけ、お客様一人ひとりの心に残る「感動」「満足」を提供し続けることを目指しています。
私たちの事業内容は、注文住宅を中心に、住宅の建築や不動産取引を行っています。
そして、それだけでなく、私たちの技術力は長年に渡り培われてきたものであり、高い品質を保つために、安心・安全のための施策やアフターケアにも力を入れています。
さらに、新時代の施工技術として「システム建築」を取り入れており、これにより生産効率の向上を図りながら、低価格、高品質、短工期の住まいを提供しています。
坂本組は、お客様の期待を大きく上回るサービスを提供し、感動を実感していただくことを目指しています。私たちの仕事の原点は、お客様の立場に立ち、お客様の声に耳を傾け、どうしたらお客様の笑顔を見られるのかを常に考えています。
そのために、お客様が何を求めているのかを感じ取る力や、変化に柔軟に対応できる発想力を持つスタッフが多数在籍しています。
最後に、私、坂本 祐弥としても、お客様との信頼関係を大切にし、一緒に最高の住まいを作り上げることを心から楽しみにしています。どうぞ、株式会社坂本組とともに、新しい住まいづくりの旅を始めてください。