# “時の流れ” と “さようなら”

４月１日（月）

４月になりました。

季節外れの暖かさでお彼岸の頃に咲いてしまうかと思われた桜も、何だかんだでまだ蕾のまま。入学式の写真におさめられるといいですね。

４月は新年度の始まりです。新しい出会いもあれば別れもある。

今回はちょっとしたお別れの話です。

実家の母はご多分にもれずスマホユーザーです。一人暮らしなので毎朝私との生存確認（笑）メールが欠かせません。アルバム整理が面倒と言って旅行の写真はスマホで撮ります。外出時の乗り換え案内などはサクサク調べてどこへでも出かけます。

我が親ながらなかなか時代に適応している母ですが、先日とうとう家の固定電話を外しました。前々から不要と考えていたとか。今は用事がある人はスマホに掛けてくるので、家電にはほとんど出ていなかったそうです。

「さよなら実家の固定電話」……子どもの頃から使い慣れ、空で覚えている数少ない電話番号が使えなくなりました。時の流れとは言え物悲しい気持ちです。

実家の電話は最初が黒のダイヤル式。次にプッシュ式の電話機になって、コードレスの子機付き、ＦＡＸ・留守電機能付き・・・と私が知るだけでも家庭用電話機の変化には凄まじいものがありました。

昭和世代にはおなじみの公衆電話も今では使い方を知らない子どもが増えているそうです。

昭和は遠く　なりにけり。

１０円玉を積み上げて電話した日はいずこへ。　　←　これは私の母の話。私はさすがにテレフォンカード世代です（笑）。

後ろを振り向いてもしょうがない。

今日からの令和６年度を前向きに生きていきたいです。