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平屋の防犯面は危ない?防犯対策の基礎知識と安心できる暮らし方

平屋暮らしは、開放感や自由な空間設計など、多くの魅力にあふれています。
しかし、一方で「防犯対策」という課題もつきものです。
2階建てと比べて、窓や玄関など、侵入しやすい開口部が全て1階にあるため、防犯対策をしっかり行うことがより重要になります。
平屋に住むことを検討している方、あるいはすでに平屋で暮らしているけれど防犯対策に不安を感じている方は、ぜひこの記事を読んでみてください。

この記事では、平屋の構造的な特徴からくる防犯上のリスクを理解し、具体的な対策方法や工夫を紹介することで、平屋に住む人たちが安心して快適な生活を送れるようにサポートします。

□平屋はなぜ防犯対策が重要なのか?

平屋は、2階建てと比べて、いくつかの点で防犯対策が重要になります。
具体的な理由を以下にまとめました。

1:全ての開口部が1階にある

平屋は、玄関や窓など、全ての開口部が1階に集中しています。
これは、泥棒にとって侵入経路の選択肢が増えることを意味します。
2階建てであれば、2階にある窓は侵入しにくいことから、泥棒が侵入を検討する開口部の選択肢が減ります。
しかし、平屋の場合、全ての開口部が1階にあるため、泥棒は容易に侵入を試みることができてしまいます。

2:隠れやすい環境になりやすい

平屋は、2階建てと比べて建物自体が低いため、プライバシーを守るために、塀や生け垣を設置されることが多いです。
しかし、これらの塀や生け垣は、泥棒にとって隠れ場所となり、侵入を容易にしてしまう可能性もあります。
特に、家の周りに高い塀や生け垣がある場合は、泥棒は人目に触れずに侵入しやすくなります。

3:寝室が1階にあることが多い

平屋では、寝室や子ども部屋など、就寝するための部屋を1階に配置することが一般的です。
これは、泥棒が侵入した場合、就寝中に遭遇するリスクが高まることを意味します。
特に、深夜から早朝にかけては、侵入犯の発生件数が多い時間帯です。
2階建てであれば、寝室が2階にあるため、泥棒と遭遇する可能性は低くなります。
しかし、平屋の場合、寝室が1階にあることで、泥棒と遭遇するリスクが高まってしまいます。

4:洗濯物が外に干しやすい

平屋では、洗濯物を外に干す場合、1階部分に干すことが多いです。
これは、泥棒にとって、洗濯物を盗む機会が増えることを意味します。
2階建てであれば、洗濯物を2階に干すことができます。
しかし、平屋の場合、1階に洗濯物を干すことが多いため、泥棒が洗濯物を盗みやすくなってしまいます。

5:換気時に侵入されやすい

平屋では、換気のために窓を開け放す場合、泥棒が侵入する機会が増えてしまいます。
2階建てであれば、2階部分の窓を開けて換気することもできます。
しかし、平屋の場合、全ての窓が1階にあるため、換気のために窓を開け放すと、泥棒が侵入しやすくなってしまいます。
このように、平屋は2階建てと比べて、いくつかの点で防犯上のリスクが高まります。
そのため、平屋に住む場合は、適切な防犯対策を講じることが非常に重要になります。

□平屋に住むための防犯対策5選

平屋に住むための具体的な防犯対策を5つ紹介します。
これらの対策を組み合わせることで、平屋でも安心して快適な生活を送ることができるようになります。

1:窓ガラスに防犯フィルムを貼る

窓ガラスに防犯フィルムを貼ることで、ガラスが割れにくくなり、泥棒の侵入を阻止する効果が期待できます。
防犯フィルムは、ガラスに貼ることで、ガラスが割れても破片が飛び散らないようにする効果もあります。
万が一、ガラスが割れても、破片が飛び散らないため、怪我をするリスクを軽減できます。

2:窓の鍵を強化する

窓の鍵は、クレセント錠と呼ばれるものが主流です。
クレセント錠は、比較的簡単に壊されてしまうため、防犯対策としては不十分です。
窓の鍵を強化する場合は、防犯性の高い鍵に交換したり、補助錠を取り付けたりすることをおすすめします。
補助錠は、クレセント錠に加えて、さらに鍵をかけることで、防犯性を高めることができます。

3:センサーライトを設置する

センサーライトは、人が近づくと自動的に点灯するライトです。
センサーライトを設置することで、泥棒が侵入しようとした際に、その動きを感知して、光で威嚇することができます。
また、センサーライトは、夜間に照明が点灯していない場所を明るくすることで、防犯効果も期待できます。

4:中庭を作る

中庭を作ることで、道路に面した外側に大きな窓を付けなくても、採光を確保することができます。
中庭側に大きな窓を設置することで、外壁の窓からの侵入を阻止することができます。
また、中庭は、生活空間と外部空間を隔てる緩衝地帯としての役割も果たします。

5:寝室は防犯性の高い窓を使用する

寝室は、泥棒に狙われやすい場所です。
そのため、寝室の窓には、防犯性の高い窓を使用することをおすすめします。
防犯性の高い窓には、窓サッシュ、面格子、ルーバーなどがあります。
窓サッシュは、窓枠に格子が取り付けられた窓で、泥棒が窓ガラスを破って侵入することを防ぎます。
面格子やルーバーは、窓の外側に設置することで、泥棒が窓に近づきにくくします。

□平屋の防犯性をさらに高めるための工夫

上記の5つの基本的な対策に加えて、さらに防犯性を高めるための工夫を紹介します。

1:防犯カメラや警報システムを導入する

防犯カメラや警報システムを導入することで、より高度な防犯対策を行うことができます。
防犯カメラは、泥棒が侵入しようとした際に、その様子を録画することができます。
警報システムは、泥棒が侵入しようとした際に、警報音を鳴らして、泥棒を威嚇することができます。
防犯カメラや警報システムは、泥棒の侵入を阻止するだけでなく、万が一、侵入されてしまった場合でも、証拠を残すことができます。

2:反射フィルムやミラーカーテンを採用する

日中、カーテンを開けて過ごす時間が多い場合は、窓ガラスに反射フィルムを貼ったり、ミラータイプのレースカーテンを採用したりすることで、外からの視線を遮ることができます。
反射フィルムやミラーカーテンは、外から家の中の様子が見えにくくなるため、泥棒に侵入されにくくなる効果があります。

3:窓を開けて寝る場合は防犯対策を強化する

エアコンが不要な季節には、窓を開けて寝たいと思う方もいるかもしれません。
しかし、どれだけ治安がいい地域でも、いつ何があるかはわかりません。
窓を開けて寝る場合は、取り外しできない面格子やルーバーが付いた窓にする、人が近づくと明かりがつく防犯センサーを設置するなど、工夫が必要です。

4:近所との交流を深める

近所との交流を深めることは、防犯対策に役立ちます。
近所の人と顔見知りになることで、地域全体で防犯意識を高めることができます。
また、何か異変に気づいた場合、すぐに連絡を取り合えるため、防犯効果が高まります。

5:防犯意識を高める

防犯対策は、ハード面だけでなく、ソフト面も重要です。
普段から防犯意識を高めることで、泥棒に侵入されにくくなるだけでなく、万が一、侵入されてしまった場合でも、被害を最小限に抑えることができます。

□まとめ

平屋は、開放感や自由な空間設計など、多くの魅力にあふれています。
しかし、防犯対策という課題もつきものです。
この記事では、平屋の構造的な特徴からくる防犯上のリスクを理解し、具体的な対策方法や工夫を紹介しました。
平屋に住む場合は、窓ガラスに防犯フィルムを貼る、窓の鍵を強化する、センサーライトを設置するなど、適切な防犯対策を講じることが重要です。
また、防犯カメラや警報システムを導入したり、近所との交流を深めたりすることも有効です。

防犯対策は、決して難しいことではありません。
この記事を参考に、適切な対策を講じることで、平屋でも安心して快適な生活を送ることができるようになります。

投稿者プロフィール

坂本 祐弥
株式会社坂本組の坂本 祐弥です。
私たち坂本組は、伊勢原地域を中心に、地域への貢献と家づくりを通じて、お客様に末長く愛していただけるような住まいを提供しています。
私たちの強みは地域密着であり、伊勢原市を中心にスタートし、地域の皆様との深いつながりを大切にしています。
また、お客様の立場に立った仕事を心がけ、お客様一人ひとりの心に残る「感動」「満足」を提供し続けることを目指しています。

私たちの事業内容は、注文住宅を中心に、住宅の建築や不動産取引を行っています。
そして、それだけでなく、私たちの技術力は長年に渡り培われてきたものであり、高い品質を保つために、安心・安全のための施策やアフターケアにも力を入れています。
さらに、新時代の施工技術として「システム建築」を取り入れており、これにより生産効率の向上を図りながら、低価格、高品質、短工期の住まいを提供しています。

坂本組は、お客様の期待を大きく上回るサービスを提供し、感動を実感していただくことを目指しています。私たちの仕事の原点は、お客様の立場に立ち、お客様の声に耳を傾け、どうしたらお客様の笑顔を見られるのかを常に考えています。
そのために、お客様が何を求めているのかを感じ取る力や、変化に柔軟に対応できる発想力を持つスタッフが多数在籍しています。

最後に、私、坂本 祐弥としても、お客様との信頼関係を大切にし、一緒に最高の住まいを作り上げることを心から楽しみにしています。どうぞ、株式会社坂本組とともに、新しい住まいづくりの旅を始めてください。

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