坂本組ブログ

深夜電力 廃止の可能性

                                            R7.2.20

 二十四節気の一つ雨水(2月18日)(雪が雨に変わる頃)も過ぎ
もうすぐ春です。曾我梅林では、梅まつりが 開催され、
松田では 河津桜まつりが 開催されています。
陽だまりで日向ぼっこしていると、ホッとします。
如何お過ごしですか? 建築部 松本です。

 深夜電力を活用してエコキュートを使用している家庭にとって、
電気料金の値上げや将来的な廃止の可能性は 気になる問題ですね。

 最近では電力会社が深夜電力プランの新規加入を停止する動きも見られ、
今後さらに深夜電力が使えなくなるケースも考えられます。

そもそも深夜電力とは?
 深夜電力とは、夜間に使用する電力の電気代が安くなる料金プランのことを言います。
夜間の電気料金を下げることで、、多くの家庭が夜間に電気を使用するようになります。
多くの電力を必要とする企業や店舗、病院や工場などは日中の稼働がほとんどの為、
家庭が昼間に使用する電気量を抑えられれば、これらの場所に安定した供給ができます。

 電気を使用する家庭は安く電力を使用でき、多くの電気を必要とする企業や店舗などは
1日の電力供給量のバランスを維持できることから、深夜電力は電気を必要とする人々
全てにとって利点の多いプランなのです。

深夜電力の値上げ・廃止の理由
 深夜電力の値上げや廃止、新規加入の申し込み停止を各電力会社が行う理由
として、以下が考えられます。

夜間電力の需要の増加
 本来、夜間電力は需要が少なく販売価格も安価であったため、電力会社もそれを
安く仕入れることができたのです。
 しかし、現在では、夜間蓄熱機やエコキュートなど、夜間に電力を使用する機器の
普及が進んでいます。夜に多量の電気を使用する家庭が増えたため、夜間電力も
上昇し、安価での提供が難しくなっていると考えられます。

 太陽光発電が広く普及するにつれ、自宅で使用する電気は自給自足
できる家庭も増えています。

 日中の電力の使用も低下してきたことから、電力会社はより多くの電気を
使用してもらうために、日中の電気料金の値下げに踏み切ります。
その代わりに需要の高い夜間の電気料金を値上げして、収支を保つ必要
があるのです。

深夜電力の電気料金を節約する方法
 深夜電力の電気料金が値上げされることは、家計にとって大きな痛手です。
深夜電力の電気料金を節約する方法を取り入れて、家計の負担を軽減して
下さい。

料金プラン・電力会社の変更
 電気料金は、プランや各電力会社によって異なります。
使用量が高額と感じる場合は、電気料金プランや電力会社を変更するのも
良い方法です。

 電力会社によっては、新規加入者に特別な割引サービスを用意している
ところもあります。うまく利用すれば、電気料金の費用を大きく抑えられる
かもしれません。

太陽光発電・蓄電池の導入
 太陽電池や蓄電池を導入し、電力会社から供給される電気の使用量
を減らすのも一つの手です。これらの機器を導入には費用が発生しますが、
自治体によって補助金が用意されているところもあります。

 電気を自給自足出来るようになり電力会社の電気に頼る機会を
減らせば、家計の大きな助けとなるのではないでしょうか。

エコキュートの特徴を確認
 メリット① 光熱費が安くなる
  エコキュートの最大のメリットはお湯を作るための光熱費が安くなる
 こと。電気でお湯を作るのでガス代もかからなくなり、電気代が安い
 時間に動くので電気代も抑えられます。お湯を使う量や電力会社によっても
 変わってきますが、お湯を作るためのランニングコストは、
 ガス給湯器と比べて1/3~1/4 程度に節約できます。
  *今までは、安い深夜電力で お湯を作るので安いと考えられていましたが、
   その深夜電力の値上げや深夜電力の廃止が検討されていますので、要注意です。

 メリット② 環境に優しい
  再生が可能な大気中の熱を使ってお湯を作りますので、環境に優しく
 地球温暖化を防ぐためにも貢献できます。
 また、HEMS(Home Energy Management System ホームエネルギー
 マネジメントシステム)に対応しているため、エネルギーを見える化し、
 家庭で使うエネルギーを節約するための管理ができます。

 メリット③ 非常時にタンク内のお湯が使える
  万が一の災害時にエコキュートの貯湯タンク内にお湯が溜まっていれば、
 断水時にも備え付けの非常用水栓から お湯を取り出すことができます。

 デメリット① 設置するための初期費用が高い
  エコキュートはガス給湯器や石油給湯器と比較して 初期費用が
 かなり高く掛かります。その為 エコキュートを使用中のランニングコスト
 と設置のためのイニシャルコストを含めたトータルコストを考える
 ことも重要です。

 デメリット② お湯切れの不安がある
  エコキュートは貯湯タンクに貯まっているお湯に水を混ぜて適温にして
 お風呂などに給湯しますが、エコキュートは商品の特性上 貯湯タンク内の
 お湯が無くなってしまうと水しか出なくなってしまいます。
 一度水になってしまったものを温めるためには かなりの時間がかかります
 ので、お湯切れを防ぐためにも 適切な容量のエコキュートを選ぶことが
 大切です。また、急な来客などでお湯を使う量が普段よりも増える場合は、
 お湯切れの可能性がありますので、電気代は高くなりますが 昼間に
 沸き増しをして 湯切れを起こさないように注意が必要です。

 デメリット③ 夜間の運転音が気になる
  エコキュートは原則的に夜間にお湯を作りますが、運転する際に40㏈ 程度の
 静かな図書館程度の音ではあるものの 低周波の音が出ます。その為エコキュート
 の設置場所が近隣の方の寝室の近くなどの場合、思わねトラブルになることが
 あります。その為 エコキュートを設置するためには 近隣の方への配慮も必要
 になります。

まとめ
 ガス給湯器や石油給湯器と比較して 初期費用が高く掛かってしまう
エコキュート。ガス給湯器や石油給湯器と比較して 光熱費を抑える
ことが出来るだけでなく、環境性能にも優れ、万が一の災害時にも
貯湯タンク内のお湯が使えるといったメリットもありますが、お湯切れの
心配やシャワーの水圧が弱いなどのデメリットもあります。
高い費用を払って後で後悔しないように エコキュートのメリットと
デメリットをしっかり把握してから、ライフスタイルに合わせた
エコキュートを導入しましょう。

ここからは、「オヤジの呟き」です。
今回は、自分が約30年前にオーストラリアで1年暮らしていた頃の話
を紹介しようと思います。
 現地では、アルバイト をして、収入を確保しつつ、アパートを借り、生活して
いました。
仕事は、最初 日本食レストラン、次に免税店、最後にツアーガイドをしていました。
日本食レストランは、シドニー中心街のキングスクロス という地名の
ハイアットホテル 1階の”千歳” という店でした。
店は日本航空の乗務員が食事を摂るくらい 格式のある店でした。
なのに、店のオーナーは韓国人でひどい人種差別を受けました。
店内での仕事は ホール係で 接客や注文伺いでした。
 働いている アルバイターもオーストラリア人、ヨーロッパ人、東洋人
と、様々です。指示や注意、ミーティング は、すべて英語で話です。
働く時間帯は、ディナータイム 夕方~深夜でした。毎日 21:00頃になると
賄い食事が用意されます。厨房から大鍋で 「ホール用の食事です。」 と、
用意が出来たことを告げられると、
オーナー(韓国人)は、いつも 私に 「ヒロ、ホールの便所掃除してきて」と
指示するのです。掃除を終え さあ食べよう と思った頃には、もう満足に
食事は残っていないような状況です。
今 思えば 他の仲間たちは、どうして自分の食事を別に 取り置きしておいて
くれなかったのだろうか。他の国の人たちは、思いやりの気持ちがなかったのか。
若いから 皆自分の食事だけを考え 必死だった?

 アルバイト仲間は、皆いい人ばかりだったけど、国はばらばらで、
皆 慣れない英語で会話しているから、細かいところまで
意思の疎通が図れなくて、アレって思うことが時々ありましたが、
異国の地で 母国語の全く異なる仲間と一緒に働くことは、
緊張の連続で良い経験となりました。
オーナー(韓国人)の 日本人に対する偏見・差別さえなければ
ずっと働きたかったけど、1か月で辞めました。

 1か月経つと、(オーストラリア人 4人家族)ホームステイが終わり、
英会話スクール も終わりました。
 (これは、日本で 出発前に往復航空券と一緒に 申し込んだもの)
これからが、本当のオーストラリア生活のスタートです。

 まず 働くところは シドニーの免税店です。
英会話スクールで知り合った人からの情報で、今まで免税店で働いて
いた人が、日本帰国となり、その欠員募集で働けることに、なりました。
これで、日本食レストランでの職場に対する不安は、払拭できました。
 ところが、新たな問題が、
勤務時間も給与も問題なく、皆が羨ましがる勤務条件でした。
全く 贅沢な悩みですが、
来店するお客様も日本人、販売スタッフも皆日本語。
扱う通貨も日本円OK。これでは、英語を勉強しにオーストラリアに来た
意味が全くありません。

 住む処は、”ゲストハウス”。どんなところかと 言うと、
昭和の下宿屋 みたいなところで、4畳半の洋間 と 朝食付きで
5,000円/W 位の部屋。バスルーム・トイレ は共同。
(オーストラリアでは、給与の支払い、賃貸アパートの家賃は、週払い。)

 この時 驚いたことに トイレで用を足したあと、水がなかなか流せず、
水を流すレバーがタンクにないのです。
日本の常識では、タンクの右側にあるはずなのに ない!
トイレ中 探しましたが、見当たらない!
そうしたら なんと タンクの上にボタンがありました。
運悪く トイレットペーパーが置かれていて 隠れていました。
海外に行くと、日本の常識は非常識と思え!

 (ゲストハウス 内部)
 免税店での仕事は、好条件で 楽しかったです。
しかし、妥協せず 英語が上達するための仕事 探しました。
 働き出して 3か月め位のある日、自民党の議員さんグループが
働いている免税店にやってきました。
オーストラリアの名産 オパール や シープスキン を山のように
お買い上げになりました。
お買い上げ品は、その場で店頭渡しは出来ません。
オーストラリア 出国の際に、 空港渡しになります。
購入された免税品を出国時 空港へ運ぶのですが、配達車両にトラブル
発生し、搭乗する航空機の出発時間に間に合わず、渡せませんでした。
 日本の自民党事務所から、クレーム電話が入りました。
オーストラリアの免税店でも、大騒ぎとなり、この事件をきっかけに
潔く免税店を辞めました。

 この時点で、オーストラリアに来て 半年が経っていました。
4月に日本を出発し、仕事や住居 貯蓄について、ようやく順調に回り出した頃です。
シドニーと東京は、気候はほとんど違いなく、時差も2時間だけです。
ただ、南半球なので、季節が逆です。
この頃は、11月位で初夏です。だから、クリスマスは真夏。
もう一つ 面白いことに 陽当たりの良い部屋は北向き。
南半球は、太陽は北から差します。
日本のように、南向きの部屋だと 寒くて安いです。

 滞在半年でビザ(入国許可証)が切れます。
最大1年間 滞在出来ますが、日本で発行される入国ビザは半年間なので、
滞在中にシドニーの移民局に出向き、滞在延長の申請が必要です。
「何故、滞在を延長する必要があるのか」面接を受け、
説明する必要があります。
認められなければ、滞在出来ず 日本へ帰国になります。
その時は もうドキドキです。
 今思うと、「よくもあんなにスムーズに説明できたな。」と、
自分でも 驚きです。

 免税店を辞めた後、折角オーストラリアに居るのだから、
英語が少しでも上手くなる仕事 探しました。
 次に就いた仕事は、ツアーガイドの仕事です。
当時 海外旅行でシドニーは人気で沢山の日本人が、やって来ました。
 空港で、お客様を迎え 観光地やレストラン、ホテルへ連れて行く仕事です。
人数は、2人から多いと 大型バス1台分の旅行客を 案内しました。

 ガイドしている時のトラブルは、
 ・お客様 オーストラリア滞在を終え 空港で出国直前にパスポート紛失。
 ・滞在ホテルが 聞いていたホテルと違い モーテル だと憤慨。
  (当時 日本ではモーテルのイメージが悪く、外国では駐車場付きホテル)
 ・競馬場案内のお客様 自分で買った馬券 当たらず憤慨。
いろいろあり過ぎて、何が起きても 驚かなくなりました。

(シドニー湾の夜景 アパートの部屋からこの景色)

 住む処は、ゲストハウスから、眺めの良いアパートに移りました。
ベランダからシドニー湾が見下ろせ 夜景の綺麗なところでした。
(大晦日 新年を迎える瞬間 感動です。船が一斉に汽笛鳴らします。)
 友達呼ぶと、ワインでほろ酔いになり なかなか帰らず、困りました。

 振り返り思うと、オーストラリア行って 
「英語がペラペラになって、戻ってくる。」と、考えていましたが、
たった1年では、大したことなかったです。
 しかし、日本がもっと好きになったし、外人が身近に感じ
今でも、街で困っている海外旅行者見ると つい声かけたくなります。
27歳の時、心機一転 自衛隊を辞め 皆の反対押し切って単身
オーストラリア行き、途中で投げ出して帰れませんでした。
波乱万丈 辛いことばかり。最初1か月は、ホームシックになり 日本へ
帰りたかったです。本当に充実した1年でした。
人生辛いことばかりでも、ほんの一瞬楽しいこと、嬉しいことあれば
頑張れるものです。
 この話 皆さんに紹介しながら、自分自身あの頃 思い出しました。
やる気・勇気・根性・負けじ魂。 一歩踏み出す勇気と失敗を恐れない
やる気さえあれば、乗り越えられると、思います。

今月も 最後までありがとうございます。



 

投稿者プロフィール

坂本組 広報担当
坂本組 広報担当
株式会社坂本組の広報担当です。
私たちの強みは地域密着であり、伊勢原市を中心に地域の皆様とのつながりを大切にしています。
お仕事に関することから、地元のニュースや食べ物など日常のことまで、幅広く発信をしています。
みなさまに親しみを持っていただけるよう更新を続けておりますので、ぜひ他のブログもご一読いただけますと幸いです。

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