坂本組ブログ

知れば人に教えたくなる話


6月になると 田んぼでは、田植えが忙しくなります。
今まで 水がなく休耕地だと思っていた所へ 水が引かれます。
景色が一変します。休耕地の土の色だったところが 田植えが終わると
緑のじゅうたん が広がります。

 如何お過ごしですか?
建築部 松本です。


今回は、”つい誰かに教えたくなる話” をご紹介します。
建物を計画する時 窓の位置の方位を 気にされる方 多いですよね。
(もちろん 建物の用途によりますし、美術館のような自然光を
取り入れてはいけない場合は、勝手が異なります。)


① 学校の黒板の位置

 日本の学校のほとんどは、西側に黒板があります。
その理由は、
 ・南側に窓を設置します。
 ・生徒の多数が右利き
 ・西を向いて黒板を見ながら ノートをとると 手暗がりにならない。
 ・だから 黒板は西側
今まで通っていた学校の黒板の向き いかがでしすか?

② コンセントには 向きがある

 実は、コンセントには 正しい方向があるのです。
つまり 2本の棒みたいな差込口は 左右対称ではないのです。
壁に埋め込まれた コンセント をよーく見て下さい。
穴の長さを比べると、一方の方が長くなっていて 短い方の長さは
7mm、長い方は9mmと 決まっていて通常は左側が長くなっています。
気付いた事 ありますか?
そして全てのコンセントには アースが付いていて、
アースの種類は 実は2種類あるのです。
 a. 万が一、電線から家庭内に高圧電圧が進入する時に 防御するアース。
 b. 漏電による感電を防ぐアース。
通常 アース付きコンセントというと、「b」を指しますが、
「a」のアースは、標準装備です。
前述のように コンセントの口の左側は9mm、右側は7mm。
長い方が、「a 」に該当するアースに繋がっています。
現在は、差し込む向きなど全く考えずにコンセントに差し込みますが、
ちなみに、あくまでも 「より望ましい」程度の事です。

③ LED一体型照明器具

 すっかり主流となっているLED照明。
昔の蛍光管の照明器具と違い LEDは ”器具一体型” になっています。
もし、球切れたら 球交換出来ないのです。
「球切れの度に いちいち器具ごと交換なんて出来ない」と、思われますが、
ポイントは、この「球切れ」です。
これが、実に上手い仕組みになっています。
 LED照明の寿命は、4万時間と、言われており、1日10時間の点灯で
約11年も使える計算になります。
そして、照明器具本体の寿命は 約10年。
と、いうことは つまり「一体型照明器具」は、
照明器具の寿命=LED電球の寿命 と、いうことになります。

④ 東京スカイツリー

 東京スカイツリーのライトアップ 毎日 色が違うのです。
日毎のライトアップの時刻に関しては、”東京スカイツリー” の公式Webサイトにて
1か月先の ライティングスケジュール まで公開されているので、チェック
してみて下さい。
東京スカイツリー には、3種類の通常ライティングがあります。
 ・心意気の 「粋(いき)」
 ・美意識の 「雅(みやび)」
 ・賑わいの 「幟(のぼり)」
「粋」「雅」「幟」という 3種類のライティングは、東京スカイツリー
のある 墨田区押上 の下町文化を継承し、江戸の原風景からインスピレーション
を受けたデザインとなっています。

 A.心意気の「粋」

「心意気」という意味が込められた 「粋」は
隅田川の水をイメージした 淡いブルーのライティングです。
また、湧水、滝、水風船 と3つのパターンに演出が行われるので、
時間を経て変化する光の動きも楽しめます。

B.美意識の「雅」

 「美意識」を表現した「雅」は、優雅さを表現した 江戸紫 をテーマカラー
とした ライティングです。
また、羽衣演出から 扇子舞踏 演出へ時間を経て変化していく
様子が楽しめます。

C.賑わいの 「幟」

 「賑わい」を表現した「幟」は 縁起が良い色とされている 橘色
をテーマカラー としたライティングです。
また、幟が揚げられるところから 幟の旗の演出 はためきや祭りの
演出まで、動きのある演出が楽しめます。

ここからは オヤジの呟き です。
毎回 季節の移ろい 感じるままに 綴っていきます。

 田んぼに近づくと カエル が鳴いています。
水の中では、オタマジャクシ が泳いでいます。
不思議なもので、田植えが終わって まだ数日でも オタマジャクシは
泳いでいます。
いったい どこから やって来るのでしょうか?
それは、冬の間 土の中で冬眠していたカエルが 暖かくなって
目を覚まし 水が張られた田んぼで 卵を産んだからです。
オタマジャクシ は 約1ヶ月程で カエルになります。
 ここで 問題です。
問 足は どっちが先でしょうか?
 ① 四肢の生え方は、一般的に 後肢 ⇒ 前肢 の順番ですが
 ② その前肢 右 左 同時じゃないんですね。
   正解は 「左 ⇒ 右」
前足は、皮膚の下で完全に形成され、皮膚を破って 一気に外に出ます。
この時 右肢は皮膚を破る必要がありますが、実は左肢は 「エラ穴」
から出るため、その分早く出る事になります。

最近は、田んぼに用がない為 めっきり覗かなくなりました。
それでも、子供が小さい頃は 一緒になって オタマジャクシ、タニシ、ゲンゴロウ、
タガメ、ヤゴ、など捜したものでした。
最近の子供は、田んぼの中で遊んでいる光景を、全く見なくなりました。
自分が子供の頃は、ズボンを泥だらけにして、ザリガニ、メダカ、ドジョウ など
捕まえて 夢中で遊んだ経験があります。

 昔の田んぼには、多くの生き物たちが いました。
それは、水田は、水の流れがほとんどありません。また、水田は陽あたりが良く
水深も浅いため 水温が高くなります。流れがなく、暖かい水田特有の環境は、
多くの生き物たちにとって とても魅力的なものでした。

とても 魅力的な水田。多くの生き物を追っかけて 
夢中で遊びました。
今 思えば あの ”夢中になる” ことが どれだけ大切な経験か。
大人から見て ばかばかしいことでも、それを否定せず、認めて 応援
することで、子供の隠れた才能が伸ばされる と 思います。

 明日 6月21日(水)は、夏至です。

     太陽黄経             日の出  日の入  昼間

春分    0度    R5.3月21日    5:46  17:55  約12時間
立夏    45度     5月 6日   
夏至    90度     6月 21日   4:28  19:02 14時間30分
立秋   135度     8月 8日
秋分   180度     9月 23日  5:31  17:40 約12時間
立冬   225度     11月 8日
冬至   270度     12月 22日   6:48  16:35  9時間30分
立春   315度     2月 4日

 夏至 と 冬至 日照時間 の違い は 上の表からも分かるように
日の出・日の入 時刻が約2時間半ずつ違います。合わせて 5時間も違います。
昼間の時間が 5時間も多いのです。(冬至と比べて)


サマータイムの検討
 サマータイムは、夏時間制度とも呼ばれ、昼間の明るい時間が長い期間
(例えば4月~10月) 全国の時刻を標準時より 1時間進める制度。
この制度を導入することにより、起床・就寝時間、労働時間 も
これまで通りでありながら、明るい夕方の時間が1時間増えるため、
その時間を有効に 活用できる と、いうことです。 
 日本でも昔 実際に導入されていました。
GHQの指令により 「夏時間法」が制定され、昭和23年から昭和26年までの
4年間 実施されましたが、
過重労働、慣習の変更を好まない などの理由により 廃止となりました。

北回帰線(北緯23度26分)

北回帰線とは、北緯23度26分 のところに、赤道と平行に引かれた線です。
太陽が、真南の方角で一番高く上がったときに、出来る 地上との間の角度を
「南中高度」と、いいます。
南中高度が 90度 になる地点は、北緯23度26分~南緯23度26分までの範囲
を、毎日少しずつ移動していきます。
 太陽が北回帰線に到達することを、日本では、夏至 といいます。
北回帰線が通る場所では、夏至の瞬間に 太陽が頭の真上にくることになります。
そのため、太陽の下に立っても、影が全く見えない不思議な現象
が体験できます。

 日本から最も近くて北回帰線を体験できる場所は、台湾です。

 夏至は一年の中で一番昼が長く 太陽の高度が最も高くなる日です。
日照時間が一番長いハズの夏至の日に 最も暑い日にならない 訳は。
「夏至」と いうのは、よくよく見ると、「夏の至り」です。
もう 夏が極まった と、いうのです。
 まず、太陽によって 大地が温められます。それが、大気を温めます。
そこに 少し時間差が 生じてしまいます。
毎日の最高気温も、太陽が一番高くなる正午ではなく、午後2時頃です。
 まして 6月は 日本では 梅雨でただでさえ 日照時間が短い
と いうのもあります。
そのため 「暑い」という時期がずれるのです。

 ろうそくの炎って見ているダケで 癒されます。
アロマのろうそくであれば、視覚だけでなく、嗅覚でも癒されます。
そんなろうそくを使った運動で ”キャンドルナイト” というものがあるのを
ご存知でしょうか?
 実はこの運動は、始まってからもう 10年以上も経ち
100万人が参加する イベント にもなっています。
キャンドルナイト は 夏至 冬至 を特別実施日 として活動しています。
 キャンドルナイト とは 照明を消して ろうそくを灯して
過ごしましょう という運動のことです。
どうして このような 運動が始まったかというと、
そこには、2つ の理由があります。
 ・地球温暖化対策
 ・癒し効果
2003年に 環境省が地球温暖化対策のため ライトダウンキャンペーン を
行ったことが きっかけと 言われています。
照明を消した時に使われたのが、キャンドル だったのです。
 温室効果ガスを少しでも減らすために ライトアップ施設 や 
家庭の照明を消す運動の一つとして、キャンドルナイト は始まったのです。

今回も最後まで お付き合い ありがとうございます。

投稿者プロフィール

坂本組 広報担当
坂本組 広報担当
株式会社坂本組の広報担当です。
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