伝統的な美しさの中に、現代的な機能性を求める。
そんな方におすすめの建築スタイルが、和風デザインの平屋です。
近年、人気が高まりつつある和風デザインの平屋ですが、いざ建築を検討しようとすると、具体的なイメージが湧きにくく、どこから手をつければ良いか迷ってしまう方も多いのではないでしょうか。
そこで、今回の記事では、平屋を和風のデザインに作り上げたい方に向けて、平屋を和風に作る魅力とデザイン時のポイント、そして注意点についてご紹介します。
□平屋を和風に作る魅力
ここでは、平屋を和風に作る魅力について、3つのポイントを解説します。
1:日本の気候に適している
和風の家は、湿気を吸収し、放出することで湿度を調整できる「自然素材」を多く使用しているため、高い調湿効果を期待できます。
日本の気候は夏は湿度が高く、冬は湿度が低いことから、調湿効果のある住宅を選ぶことで、より快適に暮らせるようになるのです。
さらに、平屋は2階建ての構造の住宅と比べて、地震や台風をはじめとする災害にも強いとされています。
2:トレンドに左右されにくく長く住める
平屋は古くから存在する日本家屋であり、現代においても定番の住宅の1つです。
流行に左右されることのないデザインであることから、派手なデザインのように飽きたり、好みが変わったりしてもさほど気になりません。
3:和モダンのおしゃれを取り入れられる
近年、平屋だけではなく、和モダンテイストの建造物が増えています。
和風とモダンな要素が融合したインテリアスタイルは、日本の伝統美やぬくもりと、現代の過ごしやすさと高い利便性が組み合わさったものです。
□平屋を和風にデザインするポイント
平屋和風住宅の魅力が伝わったところで、具体的なデザインポイントについて見ていきましょう。
ここでは、外観・内装・間取りの3つの観点から、平屋和風住宅のデザインポイントを紹介します。
1:外観
平屋和風住宅の外観を魅力的に仕上げるには、屋根のデザインや自然素材の活用がおすすめです。
・屋根のデザイン
和風のデザインを手軽に取り入れたい方におすすめしたいのが、屋根材に和瓦を選ぶことです。
切妻屋根や寄棟屋根など、和風建築に合う屋根の形は多くありますが、コストに余裕があれば、入母屋屋根や越屋根をチョイスすると、高級感ある外観デザインが実現できます。
・自然素材を使用する
和風なデザインを作る時は、自然素材を取り入れると和の雰囲気を出しやすいです。
漆喰や珪藻土などの素材も日本家屋ではよく使われているため、可能な範囲で自然素材を取り入れてみましょう。
2:内装
平屋和風住宅の内装では、障子や襖の活用・壁の素材・照明の工夫が、和の雰囲気を演出する上でポイントです。
・障子や襖
室内のデザインを和風にしたい場合は、間仕切りやドアを和風テイストにするのがおすすめです。
障子や襖などで間仕切りをすれば、それだけで和風に仕上がります。
間仕切り以外にも、天窓の部分を障子にするといったように、ワンポイントで障子を取り入れても良いかもしれませんね。
・壁を自然素材にする
室内の壁を、漆喰や珪藻土などの自然素材にすると、温かみのある印象に仕上がります。
ただし、漆喰はひび割れしやすい特徴があるため、メンテナンスの手間がかかる点に注意が必要です。
・間接照明を設置する
光や照明の演出を加えることでも、室内を和風にできます。
部屋に陰影や奥行きを持たせるように照明を工夫したり、和風のデザインの間接照明を設置したりしてみてください。
3:間取り
平屋和風住宅の間取りでは、和室や土間玄関などが、伝統的な和の空間を生み出す要素です。
・和室
和室は、畳敷きの部屋で、日本の伝統的な空間です。
現代においても、和室は、落ち着きのある空間として、客間や書斎など、さまざまな用途で利用されています。
・土間玄関
土間玄関は、玄関の一部が土間になっている空間です。
たとえば、リビングやダイニングと一体化させるといったように、その活用法はさまざまです。
□和風の平屋気を付けたい5つの注意点
ここでは、平屋を和風にデザインする時に注意したい5つのポイントについてご説明します。
1:照明のバランス
和風の平屋では、間接照明を効果的に使うことで、落ち着いた雰囲気を演出することが多いですが、その際に照明が暗くなりすぎないよう注意が必要です。
光が必要だと思われる場所には、照明から直接光を当てる直接照明を利用することも考えてみましょう。
2:機能性とデザインの両立
デザイン性を重視しすぎて機能性を失わないようにすることも重要です。
収納や掃除のしやすさなど、機能性も住み続けていくためには、必要な要素です。
3:建築費用の高額化
和風の家づくりは、どうしても建築費用が高額になってしまいます。
通常の住宅と比べて手間・費用がかかってしまうため、資金計画はしっかりと立てるようにしましょう。
4:家具・家電との調和
和風の平屋を建築するなら家具・家電は設計の段階で確定させておきたいところです。
部屋や家具がおしゃれでも、寸法が合っていなければ動線を邪魔して見た目も悪くなってしまいます。
5:間取りの工夫
和風の平屋の間取りでは、伝統的な和の要素を取り入れつつ、現代の生活スタイルに合わせた工夫が必要です。
リビングとダイニングを一体化させたり、和室を客間としてだけでなく、書斎や子供部屋としても使えるように設計したりすることで、より快適な空間を実現できます。
□まとめ
この記事では、平屋和風住宅の魅力やデザイン時のポイント、そして注意点について解説しました。
和風デザインの平屋は、日本の伝統美と現代的な機能性を兼ね備えた、快適な空間のスタイルです。
今回の記事で紹介したデザインポイントを参考にしながら、お客様自身のライフスタイルに合わせた理想の家づくりをしてみてください。
投稿者プロフィール
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株式会社坂本組の坂本 祐弥です。
私たち坂本組は、伊勢原地域を中心に、地域への貢献と家づくりを通じて、お客様に末長く愛していただけるような住まいを提供しています。
私たちの強みは地域密着であり、伊勢原市を中心にスタートし、地域の皆様との深いつながりを大切にしています。
また、お客様の立場に立った仕事を心がけ、お客様一人ひとりの心に残る「感動」「満足」を提供し続けることを目指しています。
私たちの事業内容は、注文住宅を中心に、住宅の建築や不動産取引を行っています。
そして、それだけでなく、私たちの技術力は長年に渡り培われてきたものであり、高い品質を保つために、安心・安全のための施策やアフターケアにも力を入れています。
さらに、新時代の施工技術として「システム建築」を取り入れており、これにより生産効率の向上を図りながら、低価格、高品質、短工期の住まいを提供しています。
坂本組は、お客様の期待を大きく上回るサービスを提供し、感動を実感していただくことを目指しています。私たちの仕事の原点は、お客様の立場に立ち、お客様の声に耳を傾け、どうしたらお客様の笑顔を見られるのかを常に考えています。
そのために、お客様が何を求めているのかを感じ取る力や、変化に柔軟に対応できる発想力を持つスタッフが多数在籍しています。
最後に、私、坂本 祐弥としても、お客様との信頼関係を大切にし、一緒に最高の住まいを作り上げることを心から楽しみにしています。どうぞ、株式会社坂本組とともに、新しい住まいづくりの旅を始めてください。
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