お役立ちコラム

注文住宅で失敗しないためのポイント!打ち合わせではこのポイントを抑えよう

注文住宅は、間取りもデザインも一からすべて施主が決められるため、理想の家を実現しやすいことが魅力の一つです。
ただ、それを決める際には施工会社と何度も打ち合わせを重ね、確認しなければいけないポイントが多々ありますから、慎重に進める必要があります。

施工会社との打ち合わせでは、具体的に何を決めなければならないのでしょうか。
また、その期間や回数はどれくらいになるのでしょうか。

理想の注文住宅を実現する上で、打ち合わせ時に心がけたいポイントをまとめました。

注文住宅の打ち合わせで決めることは?

まずは、注文住宅を建てるときに「施主が決めなければならない内容」からお伝えしましょう。
施工会社との打ち合わせでは、以下の内容について決めるのが通例です。

・予算の上限額
・間取りと全体デザインのイメージ
・内外装の設備や資材
・外構工事の内容
・建築中の確認(図面通り・スケジュール通りに進んでいるかなど)
・引渡し前の確認(立会検査、支払い条件、アフターメンテナンスの確認など)

予算は、打ち合わせの前に決めておく必要があります。
その上限額を、施工会社との最初の打ち合わせで共有しておくことが大切です。
プランの打ち合わせに入ると、ワンランク上の設備や建材などに目移りしてしまい、気が付くと予算オーバーになることが多々あります。
予算の上限額を共有していれば、施工会社が冷静に判断してくれますから、予算オーバーを防ぎやすくなります。

こだわりの強い方は、内外装の設備や資材を決めるのが大変かもしれません。
細かい点まで挙げると、「こだわりの数だけ決める内容がある」からです。
キッチンを例に挙げると、広さやスタイル(独立型か対面式かなど)、シンクの高さ、素材、メーカー、家事動線、価格…など、こだわりを挙げるとキリがないでしょう。
事前に「これだけは譲れない」という条件をメモにまとめておくと、打ち合わせがスムーズに進みます。

なお、注文住宅の打ち合わせで決めなければならない内容は、施工会社によっても異なります。
目星をつけている会社がある場合は、あらかじめ何を決めておけば良いかを確認することで、準備がしやすくなるでしょう。

打ち合わせの期間や回数・流れ

注文住宅を建てるとき、施工会社と打ち合わせをする期間は、短くても半年、長ければ1年以上にもなります。
打ち合わせの回数は、トータルで10~15回くらいの方が多いです。

注文住宅が建つまでの流れを「着工前」「建築中」「完成後」の3つのフェーズに分けた場合、打ち合わせの回数がもっとも多いのは「着工前」です。
ここでの打ち合わせがうまくいくか否かで、「理想の家が建つかどうかが決まる」といっても過言ではありません。

施工会社との打ち合わせの具体的な内容を、注文住宅が建つまでの流れに合わせて解説します。

着工前の打ち合わせ(5~10回程度)

施工会社との打ち合わせの回数が最も多いのが、決める内容の多い「着工前」のフェーズです。
間取りや全体デザイン、内外装の設備や資材、外構工事の内容など、多岐にわたる項目について施主が希望を出し、それを施工会社が図面に落とし込んでいくという作業を何度も繰り返しながらプランを固めていきます。

着工前の打ち合わせ回数は、5~10回くらいが一般的です。
ただし、これは平均的な回数であり、人によっては2~3回で終わる方もいれば、15~20回になる方もいらっしゃいます。
平均的な期間は、3~6ヵ月程度。
これも、打ち合わせの回数が少ない方だと1~2ヵ月で終わることもありますし、打ち合わせが多い方だと1年以上かかるケースもあります。
こだわりの強い方ほど、回数が多くなり期間も長くなりがちです。

なお、施工会社のなかには打ち合わせの回数や期間の上限を決めているところがあり、それをオーバーすると追加料金が生じるケースもあります。
特に大手ハウスメーカーでよく見られるルールですから、事前に確認しておきましょう。

もっとも、打ち合わせの回数や期間は長ければよいというわけでもなく、多くの施主が新居に引っ越すタイミングが決まっているでしょうから、その時期に合わせて回数や期間を調整することが大切です。

建築中の打ち合わせ(0~4回)

注文住宅のプランが決まったら、施工会社と工事請負契約を結び、着工へと移ります。
工事が始まってからの打ち合わせのタイミングや内容は、施工会社によって異なります。

基礎工事の完了や棟上げなどのタイミングで、現在の施工状況や今後のスケジュール確認のために打ち合わせをする会社もありますし、スケジュールが遅れているなど何らかの問題が起きない限り、打ち合わせをしない会社もあります。

完成前後の打ち合わせ(1~2回)

注文住宅が完成した後、施主の立会検査を含めて打ち合わせを行います。
また、支払い条件やアフターメンテナンスの確認などのために、別途打ち合わせの機会を設けることがあります。

これも、施工会社によってタイミングが異なりますから、あらかじめ確認しておくと良いでしょう。

注文住宅の打ち合わせで気をつけるポイント

施工会社との打ち合わせでは、施工会社からの質問に対して施主が答えていくという形式が通例です。

とりわけ最初の打ち合わせでは、家族の趣味や1日の生活行動など家づくりにはあまり関係ないような質問をされることもありますが、「趣味を存分に楽しめるように、こんな間取りを考えました」「生活同線を短くするため、こんなレイアウトにしました」といった施工会社からの提案につながることもあります。
打ち合わせでは気構えることなく、ざっくばらんに話しながら施工会社との距離を縮めていくことが大切です。

このほかにも、打ち合わせの際には心掛けたいポイントがいくつかあります。
以下を参考に、施工会社と親密な関係を作っていきましょう。

自分の意見をしっかり伝え共有する

施工会社との打ち合わせで重要なのが、「自分や家族が考えているマイホームへの思いを、しっかり伝える」ことです。
注文住宅の完成形は、施主や家族の頭の中にしか正解がありません。
その正解を施工会社とできる限り共有することで、理想に近い注文住宅をつくれるのです。

意見を正確に伝えるには、言葉だけでは足りません。
たとえば、造作家具をつくりたい場合は「このモデルハウスの写真にある、造作家具が欲しい」など、写真があれば施工会社にも正確に伝えられます。
写真がない場合は、文章や手書きの図でも良いでしょう。
何も資料がなく、その場の話だけで打ち合わせを進めると後悔することもありますから、できるだけ多くの資料を用意されることをおすすめします。

不明点や疑問点は、その場で解決させる

打ち合わせをする中で専門的な用語などが出て、わからないことがあるかもしれません。
また、施工会社の認識に相違があって、提案された内容が自分たちの考えとは違うこともあるでしょう。

そのような不明点や疑問点があったら、その場ですぐに質問して解決するように心がけましょう。
そのまま残しておくと、後々にトラブルの種になることもあります。

打ち合わせ中に、施工会社と意見が食い違うなどしてケンカになることがあるかもしれません。
そのときは、基本に立ち返ってイメージを共有するところに戻り、納得がいくまで話し合うことが大切です。

施工会社も「良い注文住宅をつくりたい」という点では、施主と同じ思いを持っていますから、コミュニケーションを密にしながら互いの信頼関係を築き、とことん話し合いましょう。

打ち合わせの記録をつける

打ち合わせした内容を忘れてしまい、後で「言った・言わない」のトラブルが起きるのも、よく聞かれる話です。
特に、複数の会社とプランニングの打ち合わせをする場合には、どこがどんな提案をしたのか混同してしまうこともあります。
打ち合わせで話した内容を互いの共通認識とするためには、記録をつけることが大切です。

施工会社によっては、打ち合わせ後に議事録を送ってくれるところもありますが、相違をなくすためには自分たちもメモを取るようにしましょう。
スマートフォンなどで録音して、後で確認するのも一手です。
いずれ、図面や見積書を確認する上でも役立ちます。

コストダウンの方法を探る

注文住宅の見積額には不確定要素が多く、打ち合わせを進めるうちに予算オーバーになるケースが多々あります。
予算内に納めるために、どこで費用を削れるかを話し合うことも、打ち合わせの命題の一つです。

たとえば、使う資材が増えると収集や施工にかかわる人件費も増えますから、資材を統一することで節約したり、洋室よりも費用が高くなりやすい和室は設けず、代わりに畳スペースを設置したりといった工夫をすることで、予算オーバーを防ぎやすくなります。

ここで重要なのが、こだわりに優先順位をつけること。
優先順位の高いところにはお金をかけ、低いところは妥協することで予算オーバーを防げるのも、注文住宅のメリットです。

アフターメンテナンスを確認する

施工会社との付き合いは、家が完成した後も続きます。
住み始めてからの定期メンテナンスは、いつ、だれが対応するかも打ち合わせで確認することが大切です。

注文住宅のような新築物件に関しては、施工業者(販売者)に住宅瑕疵担保責任があるため、引き渡し後10年間は売主が保証するよう義務づけられています。
では、10年から先は誰が保証するのかという点も、書面で確認しておくと安心です。

まとめ

注文住宅は、施工会社と密に打ち合わせをしながら、自分たちが思い描くイメージを共有することが大切です。
そのイメージをできる限り正確に伝えるには、あらかじめ写真や希望をまとめたメモなどを用意するのもポイント。
打ち合わせをスムーズに進めるうえでも、家族で話し合いながら準備しておきましょう。

理想の家を建てるには、施工会社との信頼関係を構築することが大切です。
疑問点や不明点があれば、迅速に解決してくれるような担当者と一緒に、夢のマイホームづくりを目指しましょう。

投稿者プロフィール

坂本 祐弥
株式会社坂本組の坂本 祐弥です。
私たち坂本組は、伊勢原地域を中心に、地域への貢献と家づくりを通じて、お客様に末長く愛していただけるような住まいを提供しています。
私たちの強みは地域密着であり、伊勢原市を中心にスタートし、地域の皆様との深いつながりを大切にしています。
また、お客様の立場に立った仕事を心がけ、お客様一人ひとりの心に残る「感動」「満足」を提供し続けることを目指しています。

私たちの事業内容は、注文住宅を中心に、住宅の建築や不動産取引を行っています。
そして、それだけでなく、私たちの技術力は長年に渡り培われてきたものであり、高い品質を保つために、安心・安全のための施策やアフターケアにも力を入れています。
さらに、新時代の施工技術として「システム建築」を取り入れており、これにより生産効率の向上を図りながら、低価格、高品質、短工期の住まいを提供しています。

坂本組は、お客様の期待を大きく上回るサービスを提供し、感動を実感していただくことを目指しています。私たちの仕事の原点は、お客様の立場に立ち、お客様の声に耳を傾け、どうしたらお客様の笑顔を見られるのかを常に考えています。
そのために、お客様が何を求めているのかを感じ取る力や、変化に柔軟に対応できる発想力を持つスタッフが多数在籍しています。

最後に、私、坂本 祐弥としても、お客様との信頼関係を大切にし、一緒に最高の住まいを作り上げることを心から楽しみにしています。どうぞ、株式会社坂本組とともに、新しい住まいづくりの旅を始めてください。

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